ホーム領域のデータ入出力を高速化したい
投稿:hagi
ホーム領域は、並列ファイルシステム(Lustre)で構成されていて、データは複数のディスクに分散して格納されます。デフォルトはラウンドロビン方式(1つのファイルは1つのディスクに格納される)ですが、ストライプ分散を使用することにより(1つのファイルが複数のディスクへ分散格納される)、複数プロセスから単一のファイルへのデータ入出力を高速化できる可能性があります。ストライプ機能の設定は、ファイル単位又は、ディレクトリ単位で実施します。
ストライプ機能の設定方法
$ lfs setstripe [options] <dirname | filename>
オプション説明
-S: ストライプサイズを設定。-S #k, -S #m, -S #gとすることで、サイズをKiB,MiB,GiBで設定可能。
-i: ファイル書き込みを開始するOST(Object Storage Target)インデックスを指定。 ABCIでは、OSTインデックスは 0 から 17 を指定可能です。-1とした場合、ファイル書き込みを開始するOSTはランダム。
-c: ストライプカウントを設定。 -1とした場合、すべてのOSTに書き込みを実行。
例)ファイルに対して、ストライプ機能を設定
[username@es1 ~]$ lfs setstripe -S 1m -i 10 -c 4 stripe-file
例) ディレクトリに対して、ストライプ機能を設定
[username@es1 ~]$ lfs setstripe -S 1m -i 10 -c 4 stripe-dir
コメント
まだありません。
ログインしてコメントを書く